さんぽぽでは、マウスケアメンターの専門資格を持つスタッフがわんちゃんの口腔ケアと飼い主様へのアドバイスを提供しています。
継続的なマウスケアで健康でいつまでも元気なわんちゃんの生活を応援していきます。
犬は虫歯にはなりにくい動物ですが、歯周病にはなりやすい動物です。
虫歯になりにくい理由は、人間と犬の口腔内の環境の違いにあります。
口の中のph、歯の形、唾液の成分が人間と違うため虫歯菌が繁殖しにくいのです。
しかし犬は、歯垢が歯石に変わるスピードが人の約7倍のスピードで歯垢付着後3日~5日で歯石になってしまい、歯石は歯磨きでは取れません。歯垢、歯石がたまり歯周病になってしまいます。
歯周病の原因は歯垢の原因であるバイオフィルム(細菌の集合体)であり、これはお口の臭いの原因でもあります。
歯垢や歯石が原因で歯の周辺の組織に炎症がおこる病気です。
歯周病には「歯肉炎」と「歯周炎」の二段階があります。
歯周炎が進むと更なる細菌の繫殖により歯肉は赤く腫れ、強い口臭や痛みを感じます。さらに悪化すると歯を支える歯根膜や骨が破壊され、口腔内の細菌が全身をめぐり、心臓、肝臓、腎臓、肺に影響を及ぼす可能性があるといわれ、全身性の疾患との関連も指摘されています。